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【and people 】andクリエイターを大解剖! case:うんのえり

hue andで活躍する食のクリエイターにインタビュー!
フード業界にてさまざまな活動をするクリエイターは、どのようにその職業に就いたのでしょうか。これまでの経歴や仕事に対する思い、これからやっていきたいことなど、クリエイターの内なる部分にスポットを当てる「and people」。

今回は、パーティー料理レシピに定評のあるうんのえりさんにお話を伺いました。
撮影はフォトグラファー近藤恵佑が担当しました。

肩書:料理家・ワインエキスパート・フードコーディネーター/うんのえりさん

得意だったお料理のレシピをブログに載せていたうんのさん。それが編集者の目に留まり、料理家としてのはじめての仕事は、120以上のレシピを掲載したレシピ本づくりでした。現在では、それを足がかりに料理教室の講師やレシピ作成、出張料理人として幅広く活動しています。今回は、再現性が高く、自宅で作りたくなるレシピの考え方と、外食のように華やかなおうち料理についてお聞きしました。

「帰ってすぐ作れる」をテーマにした料理を教える

本づくりという重たい仕事からスタートしたうんのさんが、撮影を難なく乗り越えたのはその高い段取り力。300ほどのレシピ案を事前に編集者に渡し、そこからチョイスした120以上の料理を、わずか5日間で撮り終えたといいます。

うんのさん・・・実は今考えると、もっと効率よくできたなと思っているんです。当時はほとんど素人だったのでよくわかっていなくて、その日の撮影分の材料を全部持っていって一から調理していたのですが、作り置きしておけたものや、材料のカットだけして持っていけたものなどもあったなあ、と

Foodconcierge・・・それでも1日におよそ25品を調理するのは大変だったことと思います。

うんのさん・・何もかも初めてのことだったので、こんな大きな仕事を任せてくださった編集者さんには本当に感謝しています。そのときに、段取りや下準備などをもっときちんとしておけば、当日焦らなくて済むことをしみじみ感じて、今があります

Foodconcierge−−−出版を機に、料理教室の講師のお仕事もはじめたのでしょうか?

うんのさん・・・はい。主に、企業が運営している料理教室の講師をさせていただいています。たとえばメーカーさんの商品を使った料理教室や、ガス会社のショールームで行なっているお教室でも教えています

Foodconcierge−−−お料理教室のレシピは毎回ご自身で考えておられるのですか?

うんのさん・・・そうなんです。お任せいただけることが多いので、作る方が家に帰って再現できるよう、季節に合った食材や、スーパーで手に入りやすいものを中心に考えていきます

Foodconcierge−−−どんな方が対象なのでしょうか?

うんのさん・・・料理が苦手な方というよりは、日々料理はするけれど、レパートリーが少なくて悩んでいる主婦の方が多くいらっしゃいます。ですから食材の切り方や扱い方といった初歩的な内容をメインにするのではなく、その場である程度の感覚をつかんでいただいて、家に帰って作れるようなものを提案しているんです

Foodconcierge−−−確かに、レシピを見ながら作らなくてはならないとなると面倒で、結局日々のレパートリーには組み込めなくなってしまいますよね

うんのさん・・・そうなんですよね。せっかくお越しいただいても、そのときだけで終わってしまうのはもったいなくて。ご自身でのアレンジもしやすいように、たとえばちょっと調味料を加えるだけで別のいただき方ができるようにもお伝えしています。あとは品種改良された野菜など、馴染みが薄い食材のご紹介もしていますよ。一度食べ方を知ってしまえば、またどこかで見かけたときに手を出しやすいですよね。食材の幅を広げていくことも、日々のレパートリーを増やすことにつながると思っています

Foodconcierge−−−珍しいものや彩りのよい野菜などは、どんなふうに食べるのがオススメですか?

うんのさん・・・いちばん手軽なのはバーニャカウダです。知らないお野菜は食べ方に困っていらっしゃる方も多いと思うのですが、料理が苦手でもバーニャカウダなら簡単に作れ、しかも見栄えがいいんですよね。お花を飾ったように、あるだけで食卓が華やかになる一品です

◆鯖缶で作るバーニャカウダソース

・お料理のポイント彩り豊かな野菜をカットしていくだけで美しいバーニャカウダ。ソースは数種類準備すると、好みに合わせていただくことができ、小分けにして冷凍することもできるのが便利。鯖缶をベースにすることで、簡単にコクと旨味のあるソースを作ることができます。

特別な日のお料理は自分も食べることを楽しめる組み合わせに

料理教室の講師をしながら出張料理人としても活動しているうんのさん。自宅にいながら外食のようなお料理を楽しむことができるので、プロが作ったものをいただきたくなった方にとっては嬉しいサービスです。

Foodconcierug−−−特別な日のお料理は、どんなふうに組み立てていくとよいのでしょうか?

うんのさん・・・ひとつ絶対に外したくないお料理を決めて、そこから組み立てていくといいかもしれません。当日あまりキッチンにいなくてもいい料理で構成すると、自分も食べることをゆっくり楽しめるのでいいと思いますよ。作り置けるものや当日は焼くだけでいいもの、オーブンに任せておけるものなども組み込んでおけば、自分も飲んだり会話したり楽しみながら、お料理を提供できますよ

ねFoodconcierug−−今回はうんのさんおすすめの「特別な日」を彩るメニューを作っていただきました。それぞれのポイントを教えてください。

うんのさん・・・メインに持ってきたアクアパッツァは、メバルを一匹丸ごと煮込んで作りました。切り身でもできますし、鮭や他の白身魚などでも代用できます。また、野菜を入れたり入れなかったりとアレンジも万能です。見栄えの豪華さがありながら調理はとても簡単で、はじめて作る方が失敗しにくいというのもポイントです。

Foodconcierug−−−鶏の赤ワイン煮も、作り置きできて作りやすそうですね。

うんのさん・・・鶏肉の赤ワイン煮は、バルサミコ酢を使ってこっくり煮たものなのですが、実はお子さんにも人気の味なのです。普段わたしは子どもと大人の料理を分けて作らず、みんなで同じものを食べることを推奨していて……


Foodconcierug−−−それはなぜでしょう?

うんのさん・・・単純に、子ども用と大人用を分けて作るのは大変だと思うんです。食べるときに辛味を足すなどの工夫をしておけば、二種類準備しなくてもいいですよね。赤ワイン煮も大人っぽい味つけなのですが、バルサミコ酢のコクと甘みがあることでお子さんにも親しみやすい味つけになっています

Foodconcierug−−−パスタとチョコタルトも、うんのさんらしいレシピですね。ジェノベーゼソースは紫蘇で、チョコタルトはアボカドが入っています。

うんのさん・・・ジェノベーゼは、バジルよりも紫蘇の方が手に入りやすく、どの季節でもスーパーに並んでいますからオススメです。チョコタルトのチョコレートクリームは、アボカドとココアパウダーで作っています。舌触りがクリーミーで濃厚に仕上がり、何よりヘルシーなんですよ

ワインとお料理は色を合わせてコーディネートする

ワインエキスパートの資格を持つうんのさんは、パーティー料理と一緒にワインを選んで持っていくこともあるといいます。今、うんのさんが注目しているのは国産ワインなんだとか。

Foodconcierug−−−以前は国産のワインというと甘さが際立つものが多い印象がありましたが、最近は日本ワインの評価があがってきていますよねうんのさん・・・このところの日本ワインはとても優秀で、海外のものと劣らないワインもたくさんあります。たとえば北海道余市町のワインメーカー「ドメーヌ・タカヒコ」のワインは、コペンハーゲンのレストラン「NOMA」のワインリストにも名を連ねたほどです

Foodconcierug−−−何にしても国産のものが注目されるって嬉しいですよね。やっぱり日本ワインは和食と相性がいいのでしょうか? ワインとお料理を合わせるときのコツってありますか?

うんのさん・・・日本ワインは和食とももちろん相性がいいのですが、洋食にもとてもよく合います。合わせ方のコツでよく言われているのは、ワインとお料理の色を合わせるということですね。白身魚であれば白、赤身のお肉であれば赤、という感じです。もちろんそれがすべてではありません。同じ白でも、キリッとした味わいならお刺身との相性がよく、芳醇で香りの強いタイプなら中華などと合わせるのがオススメです

Foodconcierug−−−お料理に合わせてあらかじめ準備しておきたいときは、どんなワインを用意しておけばよいでしょうか?

うんのさん・・・はじめはシャンパンや軽めの白ワインからスタートして、二本目にやや重たい白ワイン、三本目に赤ワインというように、徐々にヘビーなお酒になるように用意しておくといいですよ

Foodconcierug−−−今後はどんな活動をしていきたいですか?

うんのさん・・・これまでと同じようにレシピの制作は続けていきたいですね。手持ちのレシピ数も増えていますし、段取り力も上がったので、またレシピ本づくりにもチャレンジしたいです華やかさやレパートリーの広さを見せたい特別な日のお料理は、一つひとつの料理のクオリティももちろん、味にバリエーションがあることが大切。作り慣れていないものをレシピを見ながら挑戦するのではなく、自分で考えながらアレンジできるうんのさんのレシピが頭に入っていると、当日の準備もスムーズですよ

 

ご協力いただいた食のクリエイター

うんのえり/料理家・ワインエキスパート・フードコーディネーター

レシピをブログで発表していたのが出版社の目に留まり、書籍化を経て料理家となる。企業主催の料理教室の講師をはじめ、レシピ開発や出張料理など幅広く活動。ワインエキスパートの資格を取得し、ワインとのペアリングやワインの選び方なども指導している。

 

吉川愛歩/料理ライター

出版社で勤務したのち、フリーライターに。子育てや暮らしにまつわる記事を執筆するなかで、得意な料理にジャンルを絞って活動するように。ライターとして食にまつわる記事やコピーを執筆する傍ら、料理家としてレシピ開発やフード撮影の調理、ケータリング業や出張料理も行っている。
 

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依頼可能内容:撮影 レシピ提供 ワイン関連 ペアリングについてなど 

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【担当】 森河 ・ 高橋

会社概要

株式会社ヒュー

設立2005年3月
所在地東京都港区海岸3-5-1
主な事業内容広告を中心とするビジュアル制作事業
資本金1,000万円(株式会社アマナ出資比率:100%)
従業員数40名(2018年4月1日現在)
URLhttps://hue-hue.com/