秋分
Column 「二十四節気」
二十四節気は、二十四節気は太陽の動きをもとにしています。
天候や生き物の様子を表す名前がつけられ、その季節ごとの細かな自然風土を把握するためのものでした。
二十四節気を意識することで、食の感じ方が変わったり、暮らしがより丁寧なものになります。
Column 「二十四節気」では、hueandのフードクリエイターによる、節気のエレメントに沿った食の表現、スタイリングなどをご紹介します。
今回、クッキングを担当してくれたのはhueandでも活躍する、近藤大介さん。
撮影はフォトグラファー加藤雄也が担当しました。
秋分
この頃、太陽が秋分点に達し、春分と同じように昼夜の時間がほぼ同じになる。それ以降、夜が長くなり「秋の夜長」が感じられる。また、「秋分の日」は、先祖が現生に帰ってくるとされる「秋の彼岸」の中日でもある。
精進フリットミスト
秋の彼岸に精進料理はいかがでしょうか?
精進料理とは、仏教の教えに沿って肉や魚の使用を控えた料理のことを指しますが、元々仏道を学ぶための制約の多い厳格な料理でした。
しかし、最近ではベジタリアンフードやオーガニックフードとしてアレンジされたり、時代に併せて気軽に楽しめる精進料理も誕生しています。
今回は野菜を中心とした精進フリットをいろいろなシーンでご提案。
盛り付け次第でどんなシーンにも対応できますね。今回は大皿に盛り付けてパーティーシーンにいかがでしょうか?
精進フリットミスト
【材料】
南瓜
万願寺唐辛子
さつまいも
なす
エリンギ
舞茸
などなど お好みの旬な野菜を
卵液 ※作りやすい分量
卵… 1個
オリーブオイル … 大さじ1
塩… 小さじ1
薄力粉… 適量
セモリナ粉… 適量
オリーブオイル (揚げ油用)
サラダ油(揚げ油用)
【作り方】
1.エリンギと舞茸は石づきを取り、一口大に裂く。かぼちゃは0.5cmの薄切り、さつまいもは細長く回し切り、なすはくし切りにそれぞれカットする。
2.卵液の材料に水を大さじ1加え、卵のコシがなくなるまで混ぜ合わせる。
3.1に薄力粉を薄くまぶし、②の卵液にくぐらせてセモリナ粉をつけグッと押し固める。
※食材に霧吹きなどで水を吹きかけて、直接セモリナ粉をまぶしてもOK!!
4.サラダ油に香り付けでオリーブオイルを適量混ぜた揚げ油を170℃に熱し、温度が一定になるように火を調整しながら1種類ずつ揚げていく。
5.飾りにくし切りにしたプチトマトとミントを散らして、レモンを添えて完成。
<今回ご協力いただいたクリエイター>

30年以上続くレストランを経営する両親のもとで育ち、大学で管理栄養士免許を取得後、都内のイタリアンレストランに勤務。
現在ケータリング、商品開発、イベントプロデュースを行う事業に従事しながら、2017年よりフリーでのフードスタイリングの活動をスタート。