小満
Column 「二十四節気」
二十四節気は、二十四節気は太陽の動きをもとにしています。
天候や生き物の様子を表す名前がつけられ、その季節ごとの細かな自然風土を把握するためのものでした。
二十四節気を意識することで、食の感じ方が変わったり、暮らしがより丁寧なものになります。
Column 「二十四節気」では、hueandのフードクリエイターによる、節気のエレメントに沿った食の表現、スタイリングなどをご紹介します。
今回、クッキングを担当してくれたのはhueandでも活躍する、クッキングの田口由起さん。
撮影はフォトグラファー大野咲子が担当しました。
小満
秋にまいた麦の種が麦の穂に姿を変え、春風に吹かれながら、麦畑を金色に燃やすこの季節。自然界では、春に萌え始めた若芽が育ち、草木が茂り花を咲かせる。こうして少しずつ、あらゆるものが、天地に満ちはじめる。
グリーンピース
子供の頃はグリーンピースが嫌いだったという人も多いのではないでしょうか。
いつの間にか食べられるようになり、食べてみるとなかなか美味しく、彩りも綺麗で、食物繊維やタンパク質それからビタミンやミネラルが多く含まれている。と知ったら、わざわざグリーンピースをよけて食べることもなかったのかなと思います。
春から初夏にかけて出回る新鮮なグリーンピースは缶詰や冷凍のものとは一味違います。
スーパーなどでもし、さや付きのものを見かけたら、それは買い!なるべく早めに下茹でて調理して旬の間に食べてみて下さい。
グリーンピースのたまご豆腐
【材料】
(だし)
水…500ml
昆布…5g
鰹節…5g
(卵液)
卵…4個
だし…300ml
塩…小さじ1/2
醤油…小さじ1
みりん…小さじ1/2
(うまだし)
だし…大さじ5
茹でたグリーンピース…大さじ3
塩…小さじ1/4
醤油…小さじ1/2
みりん…小さじ1
砂糖…小さじ1/2
(飾り付け用)
茹でたグリーンピース…大さじ2
【作り方】
1. お鍋に昆布と水を入れ、30分以上つけておきます。
中火にかけ、沸騰する直前に昆布を取り出します。
アクが出ている場合は取り除いておきます。沸騰したら、鰹節を入れ火を止めます。鰹節が沈んだら、ペーパータオルをしいたこし器でこします。粗熱が取れるまでおいておきます。
2. 蒸し器を強火にかけ沸騰させておきます。
卵をボウルに割り入れ、ほぐします。
だし、塩、しょうゆ、みりんを加え、泡立てないように混ぜたら漉して、容器に卵液を7分目程度まで注ぎます。蒸し器を弱火にし、約20分~25分程蒸します。串か楊枝をさして、透明な液が出てきたら蒸しあがっています。 たまご豆腐が蒸しあがったら、粗熱をとり、冷蔵庫でよく冷やします。
3. グリーンピースをさやから出してさっと洗います。沸騰したお湯でグリーンピースを2分程茹でて湯を切ります。大さじ2は飾り付けに使うのでよけておきます。大さじ3分とうまだしの材料をブレンダーにかけて、漉してから冷やしておきます。
4.食べる時に、グリーンピースたれをかけて、よけておいた飾り付け用のグリーンピースを散りばめて出来上がり。
<今回ご協力いただいたクリエイター>

2年間アメリカでチャイルドケアの仕事に携わり、帰国後に海外の方に和食を紹介したいという思いから日英語のblogを開設。2014年には第一回Oishi Japanで最優秀賞を受賞。2015年のミラノ万博では、公式サイトに公式コントリビューターとして英語で書かれた和食レシピが掲載される。他、国内外の雑誌やウエブサイトにもレシピを掲載中。