教えてFood Concierge! ~パーツモデル 編~
このコラムでは、料理撮影やレシピ開発、プロモーションのご依頼などの際に、私たちFood Conciergeにいただくことの多い質問をご紹介していきます。
ぜひ、企画のヒントとしてご活用ください。
テーマ:パーツモデルを起用する際のアレコレ
フードビジュアルに起用される「パーツモデル」とは——
hueandではクリエイターの手の写真をアーカイブしている、というお話をさせていただきました。
(参照:教えてConcierge! ~手 編~)
記事の中で「パーツモデル」というキーワードがでてきましたが「パーツモデルってなに?」「どうやって依頼するの」というお問い合わせがありましたので、今回は「パーツモデル」についてご紹介していきます。
美味しさを引き立てるモデルたち——
フードビジュアルには、食品や食材そのものを美味しく見せるだけでなく、そこに空気感を添えるための演出としてモデルを起用することがあります。
・味噌汁を注ぐふっくらとした母の手
・おいしそうに食べようとするちいさな子供の口元
・数人で食卓を囲みご飯に手を伸ばそうとする様々な国籍の方の手
このようなシーンではモデルが必要になってきますね。
パーツモデルとは?——
全身のモデルではなく、体の一部分だけに特化した専門のモデルのことです。
「脚」「目」「手」「口(唇)」「歯」「お尻」「背中」「髪」「胸」など、体のパーツ(一部分もしくは組み合わせ)だけを特に特別にケアをして、商品価値として高めている方々です。
特にフードビジュアルにおいては「手」「口」「歯」といった部分のご相談を多くいただきます。
パーツモデルのギャラっていくら?——
起用する際の費用についてもお問い合わせいただきますが、諸条件によって異なります。
・使用媒体(CM・WEB・店頭ツールなど)
・使用期間(1年、3年、無期限、買取など)
・競合縛りの有無(全ての競合メーカー、一部カテゴリーの競合商品のみなど)
・撮影時のモデルの拘束時間(2時間、2日間など)
・オーディションの有無(CM、動画などで演技が求められる場合)
経験年数や対応力などモデルのランクなどにもよってもギャランティが変動することがあります。スチール撮影で演技をあまり必要としない場合はオーディションをせずコンポジット(プロフィールシートの事。略してコンポジ)をクライアントにお渡しして選定していただくことでオーディションのコストを抑える場合も多いです。
希望の条件を明確にしてリクエストすることが大切ですね。
また、食品は特に「安心・安全」「清潔感や不快でないか」といった表現を強く求められます。Food Conciergeでは「手に傷はないか」「歯並びは」など詳細情報と一緒にご提案することを心がけています。
まとめ
モデルを起用する際は条件を明確にすることが大切です。パーツモデルの場合はかなり寄りで撮影する事も多いので「不快でないか」といったケアが求められます。スタッフへ事前にカンプを共有しながら細やかな対応をすることで仕上がりに大きな差が出てきます。
また、口元であればメイク、手元であれば衣装が必要になる場合も多いです。その際はヘアメイクやスタイリストなど、モデル以外のスタッフも必要になってきます。hueandにはヘアメイクもスタイリストも在籍しており、トータルでご提案可能です。
ぜひお問い合わせください。
お問い合わせはこちら(→hue_and@hue-hue.com)